どんな職業か
倉庫、工場等でフォークリフトを運転して荷物を運搬したり、積み卸ししたりする。フォークリフトオペレーター、フォークマン、リフトマンなどとも呼ばれている。 フォークリフトは、車体前方のフォークを荷物を積んだパレットに差し込んで荷物を持ち上げ、運搬する車両である。様々な形、大きさ、重さの荷物を運搬するためフォークリフトにはカウンタバランスフォークリフト、リーチフォークリフト、サイドフォークリフト等、荷重や用途に応じた様々な種類がある。 入庫・荷受作業の場合、倉庫、工場等にトラック等で運び込まれた荷物を所定の保管場所へフォークリフトを運転し運ぶ。荷物がパレットに載っていない場合は、パレットに積んでから運び、乗っている場合はそのまま運ぶ。この作業をトラックが着くたびに繰り返す。 出荷作業の場合、倉庫に保管されている荷物をフォークリフトを運転して荷物を積み込むトラックの後部まで運ぶ。貨物が全て積み込まれたあとはパレットを片付ける。 鉄道コンテナターミナルや港湾では、大型のフォークリフトにより、コンテナを貨物列車や船からトラックへ積み替えたり、トラックからコンテナを貨物列車や船に積み替える作業を行う。 1日の流れとしては、出勤後、フォークリフトの始業前点検をし、指示書等で当日の荷下ろし、出荷作業の内容を確認する。その後、分担している運搬作業を時間通りに全て完了させる。作業が終了したらフォークリフトを所定の場所(バッテリー式の場合は、充電場所)に戻す。 基本的にはフォークリフトによる荷物の運搬・積み卸しが仕事であるが、職場によっては、前段階のピックアップや後工程の仕分けなどをフォークリフト運転作業員が行うところもある。 ◇ よく使う道具、機材、情報技術等 フォークリフト(カウンタバランスフォークリフト、リーチフォークリフト、サイドフォークリフト等)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
この職業に求められるもの
job tag の数値情報から、この職業で重要度が高い項目を並べています。「全職業中の順位」は、収録されている全職業の中でこの項目のスコアが何番目に高いかです。
重要度の高いスキル
スキル
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 傾聴力 | 2.9 | 452 / 498 | 上位91% |
| 指導 | 2.5 | 447 / 498 | 上位90% |
| 他者の反応の理解 | 2.4 | 428 / 498 | 上位86% |
| 読解力 | 2.4 | 464 / 498 | 上位93% |
| 説明力 | 2.4 | 472 / 498 | 上位95% |
| 他者との調整 | 2.3 | 429 / 498 | 上位86% |
| 文章力 | 2.2 | 448 / 498 | 上位90% |
| 操作と制御 | 2.2 | 215 / 498 | 上位43% |
| 学習方法の選択・実践 | 2.1 | 417 / 498 | 上位84% |
| 継続的観察と評価 | 2.1 | 425 / 498 | 上位85% |
知識
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| 輸送 | 1.4 | 87 / 508 | 上位17% |
| 生産・加工 | 1.0 | 212 / 508 | 上位42% |
| 事務処理 | 1.0 | 435 / 508 | 上位86% |
| 人事労務管理 | 0.8 | 378 / 508 | 上位74% |
| ビジネスと経営 | 0.8 | 422 / 508 | 上位83% |
| 顧客サービス・対人サービス | 0.7 | 484 / 508 | 上位95% |
| 社会学 | 0.6 | 444 / 508 | 上位87% |
| 教育訓練 | 0.6 | 440 / 508 | 上位87% |
| 経済学・会計学 | 0.6 | 397 / 508 | 上位78% |
| 数学 | 0.6 | 395 / 508 | 上位78% |
アビリティ
| 項目 | スコア | 全職業中の順位 | 位置 |
|---|---|---|---|
| トラブルの察知 | 3.0 | 359 / 426 | 上位84% |
| 筋力 | 2.9 | 63 / 426 | 上位15% |
| 持久力(スタミナ) | 2.8 | 111 / 426 | 上位26% |
| 奥行きの知覚(遠近感覚、深視力) | 2.8 | 57 / 426 | 上位13% |
| 一瞬で素早く反応する力 | 2.8 | 114 / 426 | 上位27% |
| 記憶力 | 2.7 | 280 / 426 | 上位66% |
| 聴覚の感度 | 2.6 | 85 / 426 | 上位20% |
| 腕や脚の動作速度 | 2.6 | 115 / 426 | 上位27% |
| 演算力 | 2.5 | 173 / 426 | 上位41% |
| 選択的注意(集中する力) | 2.5 | 334 / 426 | 上位78% |
仕事内容
- 倉庫、工場等でフォークリフトを運転して荷物を運搬したり、積み卸ししたりする。
- フォークリフトに問題がないか始業前点検をする。
- 指示書等で当日の作業内容を把握する。
- フォークリフトを運転して荷物の運搬を行う。
- フォークリフトを運転して荷物の積み卸しを行う。
- 荷物の運搬、積み卸し作業の完了を確認する。
- パレットを所定の位置に戻す等、作業に伴う後片付けを行う。
- 製造ラインから荷物を取り出す。
- 倉庫に貨物・資材・荷物を搬入した後に行なわれる、荷物別等の仕分け作業を行う。
- 倉庫・工場で荷物の出荷前に行なわれる、ピッキング作業、配送先別等の仕分け作業を行う。
- フォークリフトを所定の場所に戻す。
- 必要に応じてフォークリフトのバッテリーの充電やガソリン等の補充を行う。
- 安全を確認するため周囲を見回す。
- 定期的に安全講習を受ける。
なるには
フォークリフト運転作業員として働くためには、年齢が18歳以上で、国家資格である「フォークリフト運転技能講習修了証」を取得していなければならない。作業の都合上、公道を走行する必要がある場合は、事業者がフォークリフトを特殊車両として登録してナンバーを取得し、オペレーターは車両に応じて小型又は大型特殊自動車運転免許を別途取得することが必要になる。 新規学卒者の場合は倉庫会社や物流会社に採用された後、フォークリフト担当部署に配属される。入職時には経験、資格は問われず、配属後に資格を取得するケースがほとんどである。資格取得後は班長などから指導を受けて、OJTで仕事に慣れ、経験を積めば一人前と見なされる。技能を磨き経験を積むことによって、班長、主任などに昇進していく場合もある。フォークリフト担当部署から他部署に異動になる場合もある。 中途採用については人手不足が続いていることもあり、欠員募集などの採用が常時行われており、入職機会は多い。派遣会社に登録し、働く場合もある。かつては経験者が多かったが、最近では異業種からの応募も増えており、その場合は新規学卒と同じく入職してから資格を取得することになる。 荷物を受取、所定の場所に収め、それを後工程に回すという仕事なので、時間をきちんと守ることが必要となる。また、重い荷物の積み卸しを車両の運転・操作をしながら正確に、素早く続けられること、事故なく安全に作業ができる慎重さが求められる。
就いている人の学歴
| 学歴 | 割合の目安 |
|---|---|
| 高卒 | 0.7 |
| わからない | 0.2 |
| 大卒 | 0.1 |
| 高卒未満 | 0.0 |
| 専門学校卒 | 0.0 |
| 短大卒 | 0.0 |
関連する資格
- フォークリフト運転技能者
- 小型特殊自動車運転免許
- 大型特殊自動車運転免許
- 陸災防フォークリフト荷役技能検定1級
- 陸災防フォークリフト荷役技能検定2級
給料
賃金構造基本統計調査では「建設・さく井機械運転従事者」として集計されています(2023年・全国)。この区分には1の職業がまとまっています。
| きまって支給する現金給与額 | 349.9千円 |
|---|---|
| 年間賞与その他特別給与額 | 548.6千円 |
| 平均年齢 | 51.9歳 |
| 平均勤続年数 | 14.2年 |
| 労働者数 | 3,868人 |
月額給与の推移
都道府県別の月額給与
- ≤298.9千円
- ≤339.2千円
- ≤359.7千円
- ≤387.4千円
- ≤528.8千円
この分類の人はどれくらい動いているか
ここから下は、この職業が属する「輸送・機械運転従事者」という大きなくくりの数字です。職業ひとつずつの統計は無いため、国の調査で使われている職業分類の単位で見ています。
- 欠員率3%働いている人に対して、まだ埋まっていない求人の割合
- 未充足の求人42.7千人募集したのにまだ決まっていない人数
- 入職者の構成比3%1年間に仕事に就いた人のうち、この分類が占める割合
- 離職者の構成比2.2%1年間に仕事を離れた人のうち、この分類が占める割合
輸送・機械運転従事者に入った人は、前はどんな仕事をしていたか
- 輸送・機械運転55%
- 販売9.6%
- 専門的・技術的職業7.1%
- サービス職業6.5%
- 生産工程6.4%
- 運搬・清掃・包装等5.7%
- その他9.6%
この分類に入った人のうち、45%は別の分類の仕事から移ってきています。未経験からの入りやすさをはかる目安になります。
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)
働き方の特徴
倉庫、工場、港湾、鉄道コンテナターミナル、あるいは特設のイベント会場などで働く。 基本的には、物流や生産工程のなかで、構内における荷物移動を担う職種であり、勤務体制は職場によって大きく異なる。倉庫であれば、9時から18時の勤務体制のところが多いが、24時間稼働する工場の場合は、2交代なり3交代の勤務となる。トラックターミナルや鉄道コンテナターミナルであれば、荷物の発着が夜中や早朝になることも多いので、早出と遅出の時差勤務体制をとる場合もある。 就業者はほとんどが男性で、年齢的には40代、50代が中心だったが、最近では高齢者や女性が増えている。高齢者の場合は定年退職後も再雇用や再就職で従事しているケースが多い。 最近ではネット通販等の利用者の増加に伴い、宅配便取扱い量が増え続ける中、倉庫内の作業の機械化による無人化への取組みが進展している。貨物の管理・入出庫をコンピューター制御する自動倉庫やAGV(無人搬送車)、搬送ロボットなどを採用する事業所が増えつつある。また、無人フォークリフト型AGVの開発も進展しており、人間が運転・操作する有人フォークリフトは大きな転機を迎えている。しかしながら搬送作業には定型的な大量処理に適さないものも多く、扱う貨物によってはベテラン作業員によるきめ細やかな対応が求められる業務も少なくない。このため、求められる作業の種類や技術水準などに変化は出てくるとしても、小回りが効き、多様な要求に応えられるフォークリフト運転作業員の需要は続くものと思われる。
仕事の内容が近い職業
スキル・知識・アビリティ・仕事の性質・仕事活動の187項目を標準化して、この職業とどれくらい近いかを計算しています。
- 積卸作業員近さ 0.870
- 宅配便配達員近さ 0.854
- 新聞配達員近さ 0.845
- こん包作業員近さ 0.837
- ルート配送ドライバー近さ 0.837
- ごみ収集作業員近さ 0.836
- 産業廃棄物収集運搬作業員近さ 0.835
- 工場労務作業員近さ 0.835
職業情報提供サイト(job tag)/厚生労働省 職業情報データベース(独立行政法人 労働政策研究・研修機構 作成) 数値系 Ver 7.00/解説系 Ver 7.01(2026年7月30日取得)
賃金構造基本統計調査(厚生労働省)「令和2年以降 一般_都道府県別_職種(特掲)DB」を加工して作成
雇用動向調査 職業別 未充足求人数・欠員率(2021年)
雇用動向調査 職業別 入職・離職者構成比(2017年)
雇用動向調査 現職職業×前職職業 別入職者数(2019年)